日本人向け英語発音矯正:LとRのメカニズム

日本人が英語の「L」と「R」の発音に苦労するのは有名な話です。 しかし、それは皆さんの英語の才能がないからではありません。単純に、日本語と英語では「口の動かし方」の習慣が違うだけなのです。

日本語には、明確な「L」と「R」の区別がありません。その代わりにあるのが、「ラ行」です。

ラ・リ・ル・レ・ロ

メカニズムの視点で見ると、日本語のラ行は「舌先で上あごを軽くはじく(タップする)」ことで音を出します。とても軽く、一瞬だけの動作です。

しかし、英語の発音に必要なのは「はじく」ことではありません。「音を持続させる(緊張を保つ)」ことです。これが日本人にとって最大の壁となります。

  • 英語の「L」: 舌先を上の歯の裏(歯茎)にしっかりと押し付け続ける必要があります。

  • 英語の「R」: 舌を奥に引き、口の中のどこにも触れないようにして緊張を保つ必要があります。

日本人が「Library(図書館)」や「Really(本当に)」といった単語を言おうとすると、無意識のうちに使い慣れた「ラ行」の動き(軽くはじく動き)をしてしまいます。 その結果、LでもRでもない中途半端な音になり、ネイティブには通じなくなってしまうのです。

解決策:舌の「筋肉の記憶」を書き換える

これを直すには、ただ英語をたくさん聞いたり、闇雲にリピートしたりするだけでは不十分です。 日本語の「ラ行」のクセを強制的にリセットし、新しい舌の動きをマスターする必要があります。

そのために開発したのが、この特化コース**『English Pronunciation for Japanese People: Master the /l/ & /r/ Sounds』**です。

このコースでは、口を一つの「機械」として扱い、徹底的な反復練習で筋肉の動きを再調整します。

フェーズ 1:舌の位置を固定する(静止)
  • Lの練習: 舌を歯茎に強く押し付ける感覚を覚える。

  • Rの練習: 舌を奥に引き、どこにも触れずにキープする感覚を覚える。 日本語の「はじく」クセを止め、舌を緊張させたまま保つトレーニングです。

フェーズ 2:動きの切り替え(移行)

位置を覚えたら、次は動きを加えます。 「L」から「R」へ、または「R」から「L」へ。ラ行の音に戻ることなく、スムーズに舌を移動させる練習をします。

例:「Parallel」や「Rural」のような単語で、舌のコントロールを鍛えます。

フェーズ 3:スピードと実践

最後に、実際の単語や文章で練習します。 「分散学習(Spaced Repetition)」という手法を使い、普通の会話スピードでも、無意識に正しい位置へ舌が動くように仕上げます。

感覚に頼るのはやめて、トレーニングを始めましょう

「Rice(米)」と「Lice(シラミ)」を言い間違えたり、「World」の発音で挫折するのはもう終わりにしましょう。 これは才能の問題ではありません。正しいメカニズムを知っているかどうかの問題です。

日本人向け特化モジュールはこちらから:

https://receivedpronunciation.thinkific.com/courses/japanese_one